【錦糸町ショック】ノーダウト、7月末にアフロディーテと同時閉店

2022-07-06

錦糸町ショックふたたび

錦糸町に衝撃が走った。
錦糸町ノーダウトが7月末での閉店を発表したからだ。

同じorcaグループの新宿クリプトは5月末にクローズしたばかりである。

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錦糸町ノーダウトの閉店により、ORCAグループはハプバー事業から完全撤退することになった。

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少し前に錦糸町アフロディーテが閉店を発表したばかりであったため、錦糸町ハプバー民への衝撃は大きかった。

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偶然にも錦糸町の2つのハプバーは同時に閉店するのである。
しかし、偶然はそれだけではない。

同じビルで始まり、同じ日に終わる

ノーダウトとアフロディーテの前身となったサキュバスは同じビルに入居していたのである。(関係者への配慮から、この事実を伏せていたが、両店舗ともクローズが決まったため記載することとした)

同じプラザイレブンというビルの

  • 5階でサキュバス(2016/4/28~2018/7/28)
  • 7階でノーダウト(2017/5/2~2018/5/31)

が営業していたのである。
(ビルの取り壊しにより、両店舗とも退去し、現在はHOTEL BAMBOO GARDEN 錦糸町が営業している)

つまり、同じビルで生まれたハプバーが、奇しくも同じ日にクローズを迎えるというとだ。

錦糸町スタイル

ノーダウトとサキュバスの両店は、錦糸町で新しいハプバーのスタイルを確立したのではないか。
それは新宿などに比べて、料金を低く設定することによって、「普段通い」できるハプバーとして、多くの人に門戸を開いたと考えられるからだ。

つまり、何度も通うことによって、店での経験値を積み上げて、遊びにつなげるということが可能な環境であったのだ。

この店で遊び方を覚えたハプバー民も多いはずである。

変化に追随する必要はない

ORCAグループの104氏は、根も葉もない憶測に対応するものとして異例のアナウンスを行った

閉店理由は以下の通りだ。

「昨今のハプバーの変化に対してノーダウトはその変化についていく必要性がないと判断した」

ORCAらしいといえば、それまでである。
「昨今のハプバーの変化」とは何であろうか?

SNSと一体化しつつあるハプバーの現状を指しているのではないかと私は考えた。

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踏み込んで解説すれば、現在のハプバーは、男女比率やルームの稼働率の悪化によって、期待値が著しく低下した結果、事前にSNSで口説いてから来店したり、来店後にSNSで口説いて再来店するというような状況になっているのだ。

このような状況に対応すべく、Twitterを前提としたマーケティングや店舗運営へシフトすることは、経営資源を投入するだけの価値がないと判断したのだろう。

8月からはORCAとしては、初めてとなる業態でリブートするようだ。
ORCAらしい先見性とスピード感だ。

「攻撃は最大の防御なり」という孫子の兵法の有名な一節をもって、コラムでORCAを取り上げた私の見立ては間違いではなかった。
そして、今回のハプバー閉店では、不思議なことに、寂しさと一緒に、ある種の清々しさも感じた。

それは昨今のハプバーに対する先制攻撃に他ならないからだ。

最後の晩餐

同じビルで始まったハプバーが、同じ日に営業を終える。
7月末は、錦糸町ハプバー民にとっての最後の晩餐になるだろう。

サキュバス(現アフロディーテ)とノーダウトの両方を愛するハプバー民も多いはずだ。

両店を行き来きしたい常連も多いはずである。
無理な要望であることは承知だが、ファイナルイベントでは、「はしご割」のようなサービスを設定し、両店を自由に移動できるよう、ご配慮いただければ幸いである。

それはともかくとして、5年間にわたりお店を支えてきた、数多くのスタッフの方々に労いの言葉をかけさせていただきたい。

本当にお疲れ様でした。

そして、7月末…
集え、全ての錦糸町ハプバー民よ。

【了】

【更新履歴】
2022/07/06公開
2022/09/12新サイトへ転載

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