【総括】2022年のハプニングをふりかえる

2022-11-26

追記(2022/12/05)

12月に入り、界隈で新たな動きがあったのでリキャップさせていただきたい。

まずは、12/1に新宿オフホワイトがリニューアルによる店休をアナウンスした。

【リニューアル】新宿オフホワイトのリブート宣言


オープン半年を迎えて順調な様子が伺えたので、多くの人にとってサプライズであったように思う。
早期の再開を期待したいところである。

https://twitter.com/offwhitebar/status/1598373844682649600?s=46&t=h27zfy_XaepJ0XFsagKSsw

また同日には、同じく新宿に、D Barという新しいお店がオープンした。
現在のところ、情報不足のため、どのような形態のお店であるのかは判断できないが、Webサイトを見る限り以下の特徴が挙げられる。

  • 住所非公開
  • 週末男性料金1万円(飲み放題)
  • 入店時の身分証明書提示

詳細が判明次第、コラムでフォローさせていただきたい。

【新宿エンカウント】”D”から“E”に変わる

続いて12/3には、渋谷ミルフォイユがオープン日を12/15(木)と公表した。
同店については、まだWebサイトが未公開であるため、店舗の詳細は明らかにされていないが、情報のアップデートがあり次第、コラムで紹介させていただきたい。

https://twitter.com/Millefeuillesby/status/1598975636756131840?s=20&t=JdxhBAKxqoITVZjLgBe4Dg

2022年の概況

今回のコラムでは年の瀬にはまだ早いものの、今年の界隈の出来事を振り返ってみようと思う。

Tipsでコラムを始めたのが、今年の4月であることを思い返すと、あっという間の一年であったと痛感する。


今年はコロナ感染による影響が緩和したこともあり、新規出店が多かった一方、業界を取り巻く環境の変化により、惜しまれながらも看板を下ろすお店も多かったように思う。

以前に執筆したコラムを紹介しながら、今年の界隈について振り返ってみたい。

まずは2022年のイベントを一覧をご覧いただきたい。

今年はハプニングバーが6軒もオープンした。
コロナの影響で2020年と2021年の出店が控えられていたことの反動であると言えるようだろう。

ちなみに、この間にオープンしたハプニングバーで現在も営業を続けているのはパピヨンとSだけである。

【愛妻家】パピヨン阿部店長はハプバーの未来を見据える

一方で業態転換を含むクローズが4軒となり、引き続き厳しい環境にあることを感じさせる1年となったのである。

2022年のおさらい

前節では今年の概況を解説したが、本節では時系列で今年のイベントを振り返ってみたい。

まずは4/1にハーネス東京がオープンする。偶然ではあるが、本コラムの開始と同じタイミングとなった縁もあり、コラムでも度々取り上げさせていただいている。

同店は洗練された内装と接客が特色であり、女性有料で営業を開始した。

【店舗分析】女性有料化の上野新店、ハーネス東京はゲームチェンジャーになるか
【神は細部に宿る】鴨葱ラーメンとハーネス東京

その後はシステムをアップデートするなどして、加速度を伴いながら集客力を獲得し、オープン半年イベントも盛況のうちに幕を閉じている。

【オープン半年の記念に寄せて】フェリーニの8 1/2、ハーネスの4 1/2

コロナ渦を生き残ったパピヨンとハーネス東京は、上野を新宿に次ぐハプニングバースポットに押し上げた立役者であると言っていいだろう。

【秘史解禁】上野のアングラ全史

4/11にはカラーズ系列店のオフホワイトが歌舞伎町にオープンした。
同店はカラーズと1,000円で店の行き来きができるなど、斬新なサービスを取り入れて、歌舞伎町界での存在感を着実に強くしている。

【リニューアル】新宿オフホワイトのリブート宣言
【新戦略】新宿オフホワイトの「店舗間はしご」サービス

5/8には渋谷の眠れる森の美女がクローズし、界隈に大きな衝撃を与えた。ここ数年来の大きなイベントであった。

【ハプバー摘発の歴史】おでんくん、SB摘発を間一髪で逃れる

5/30には新宿クリプトがクローズし、6/24にはバーとして再開している。

【店舗情報】クリプト閉店、新宿ハプバーの灯火がまた一つ消える

6/4には大久保にカラーズから独立したスタッフがウベアをオープンしている。
最近では、店内で販売されている台湾カステラが話題となっているようだ。

【百人町の“O”】ウベアの半年と台湾カステラ

6/30には秋葉原にLove Songがオープンするが、残念ながら11/13には休業となった。

【秋葉原ラブソング】女性課金時代とハプバー
【ポストハプバー時代の受難】秋葉原ラブソングの休業について

7/30にはノーダウトがクローズ(8/1からバーとして再開)、7/31にはアフロディーテがクローズ(8/19にはもぐらが跡地に移転)している。

【物語の終焉】錦糸町アフロディーテ(サキュバス)とは何だったのか?
【錦糸町ショック】ノーダウト、7月末にアフロディーテと同時閉店
【シン・もぐら】夢の続き

錦糸町からハプニングバーで2軒同時にクローズするというショッキングなイベントであった。これにより錦糸町のポジションが上野に移ることになった。

【錦糸町】変態バーから大箱SMバーまでの20年史

8/5には眠れる森の美女の跡地にロシナンテがオープンした。

【新しい冒険】渋谷SB、ロシナンテとして復活
【失われた時を求めて】渋谷ロシナンテ、あの日のイベントをリバイバル

オープンして4か月程度ではあるが、知名度を向上のために、しみけん氏とのコラボ動画で店内を公開するなど、新しい試みを続けていることから、今度の動向がもっとも注目される店舗である。立地条件やキャパシティは日本で最も恵まれているので、伸びしろは大きいはずである。

【最強単男説】渋谷ロシナンテ、しみけんチャンネルで店内公開

9/25にはもぐらと同じビルにSM Barミラージュがオープン。
同店の出店により、錦糸町はハプニングバーだけではなく、より多様なアングラやフェティッシュな空間を提供する店の集まる街へ転換したのである。

【錦糸町転生】ハプニングからフェティッシュへ

10/24にはアフロディーテ跡地に移転したノンハプバーもぐらに、イベントもぐらがオープンした。

【錦糸町の新たな歴史】イベントもぐらローンチ

11/1にはフェティッシュバーとして美女と野獣がオープン。

【美女と野獣】新宿5丁目の合法ハプニング
【到底納得できない】新宿5丁目のブレイキングダウン

11/26には新宿ブリスアウトが移転後の営業を再開している。
旧店舗が名残惜しいファンも多いように思う。

【アングラ建築論】ブリスアウトの移転について

11月下旬には渋谷にミルフォイユがオープン予定となっている。
渋谷において新しい物件にオープンする完全な新店は10年ぶりになるので注目が集まっているところである。

【2022年の事変】渋谷のアングラカルチャー史

2023年のハプニング

前節でも振り返ったように、今年はコロナ渦での行動制限が緩和されたことの反動もあって、4月以降はイベントが店舗のオープンやクローズが相次いだ

2023年は一服するものと思われるが、今年オープンした6店舗の実力がいよいよ評価される年になるだろう。

その前に今年の年末には、相葉たつやプレゼンツの第4回ハプニングバー・ランキングが開催される。

恒例となりつつある界隈のお祭りなので、今年の締めくくりとして、当コラムでもフォローしていきたい。

【年末開催】相葉たつやプロデュース、第4回ランキングについて

【了】

【公開履歴】
2022/11/26

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