【新規男性値下げ】渋谷ロシナンテはこう変わった

2022-08-05

【2022/08/06追記】

レンタルルーム代の詳細が明らかになったので、以下のコラムに詳細を掲載した。結論から言えば、ルーム代を考慮すると、本意かどうかはさて置き、渋谷ロシナンテは大幅な値上げを行ったということになる。

【再開と再会】渋谷ロシナンテ、奇跡の復活と三店方式

オープン前日でのHP公開

渋谷SBが、同建物に渋谷ロシナンテとして復活することは、以前にもお伝えしたとおりである。

しかし、その時点では、HPが公開されていないため、同店が渋谷SBの後継店であることは、Twitterアカウントより想像できたが、営業形態や料金体系などは不明であった。

【新しい冒険】渋谷SB、ロシナンテとして復活

ところが、ようやくオープン前日(8/4)にHPが公開され、お店の詳細が明らかになったのである。

渋谷SBとの違いは以下のとおりだ。

  1. 昼営業廃止
  2. 男性料金の値下げ
  3. カップル料金の値上げ

今回のコラムでは、前身である渋谷SBとの比較を中心に、渋谷ロシナンテについて深く掘り下げていきたい。

営業形態について

ホームページによれば、

  • 「保険証+顔付き身分証」の提示が義務付けられていること
  • 入場料は男性が1万6千円、女性が無料となっていること

から、以前と同様の営業形態であるものと考えられる。

値下げ実施

渋谷ロシナンテでは渋谷SBに比べて、初回来店時の新規男性料金が安くなった一方、カップル入場料が引き上げられた。

ロシナンテ料金体系

  入会金 入場料 初回総額
男性 ¥5,000↓ ¥16,000↓ ¥21,000↓
女性 ¥2,000→ 無料→ ¥2,000→
カップル ¥7,000↓ ¥11,000↑ ¥18,000↑

SB料金体系

  入会金 入場料 初回総額
男性 ¥7,000 ¥17,000 ¥24,000
女性 ¥2,000 無料 ¥2,000
カップル ¥9,000 ¥8,000 ¥17,000

ロシナンテ料金体系 - SB料金体系

  入会金 入場料 初回総額
男性 -¥2,000 -¥1,000 -¥3,000
女性 ±¥0 ±¥0 ±¥0
カップル -¥2,000 +¥3,000 +¥1,000

大雑把にいえば、新規男性については値下げ、再来店カップルについては値上げということである。

渋谷SBは同業態では最も高額な料金体系であったが、低価格の競合他店の台頭により、高い入会金が足枷になっていた、新規男性の料金については見直さざるを得なかったものと思料する。

一方、カップルについては、入場料を8千円から1万1千円に値上げしている。
これは入場料を安くするために、SNSなどで相手を見つけて来店する行為を防ぐことが背景にあるのではないかと考えられる。

他店との料金体系比較

前項でも触れたが、渋谷ロシナンテの料金体系を他店と比較した。(記事公開時の料金であることにご留意いただきたい)

比較結果の概要は以下の通りである。

  • SBより値段を下げたとはいえ、男性の入会金が高い
  • 男性入場料金はハーネス東京と同価格で、同業態で最も高い
  • カップル料金は値上げし、同業態で最も高い
  • 女性料金は据え置き、1千円の差であるものの、同業態で最も高い

続いて、個別店との比較結果を紹介していきたい。

なお、渋谷ロシナンテの特徴として、平日と週末とで料金を分けていないことがあげられる。
また、後述するが、昼営業が廃止されており、比較店舗の料金はすべて週末・夜のものを掲載している。(系列店の9259は除く)

新宿9259(全曜日・通し)

  入会金 入場料 初回総額
男性 ¥5,000 ¥15,000 ¥20,000
女性 ¥1,000 無料 ¥1,000
カップル ¥6,000 ¥7,000 ¥13,000

渋谷ロシナンテになってから、新規男性の初回総額については、系列店の9259の価格に接近した一方、カップルの初回総額は5,000円ほど渋谷ロシナンテのほうが高い結果となった。

新宿リトリート(夜・週末)

  入会金 入場料 初回総額
男性 ¥1,000 ¥15,000 ¥16,000
女性 ¥1,000 無料 ¥1,000
カップル ¥2,000 ¥9,000 ¥11,000

知名度として双璧をなすリトリート(系列店もすべて同一価格)と比べると、渋谷ロシナンテの料金体系が高水準であることがわかる。

新宿アブリーアブル(夜・週末)

  入会金 入場料 初回総額
男性 ¥3,000 ¥15,000 ¥18,000
女性 無料 無料 無料
カップル ¥3,000 ¥10,000 ¥13,000

人気店の新宿アグリーアブルは、リトリート系列と渋谷ロシナンテの中間くらいの価格水準のようだ。

ハーネス東京(夜・週末)

  入会金 入場料 初回総額
男性 ¥2,000 ¥16,000 ¥18,000
女性 無料 無料 無料
カップル ¥2,000 ¥9,000 ¥11,000

続いて取り上げるのは、今年オープンしたお店の中でもっとも話題性の高いハーネス東京である。

男性入場料金についてはいえば、ハーネス東京と渋谷ロシナンテは同額である。
もっとも、ハーネス東京の場合、渋谷ロシナンテとは違って、入会金はさほど高くないので、初回総額は新宿アグリーアブルと同一となる。

また、カップルの初回総額についていえば、渋谷ロシナンテは1万8千円、ハーネス東京は1万1千円と大きく異なっている。

新宿440(夜・週末)

  入会金 入場料 初回総額
男性 ¥1,000 ¥10,000 ¥11,000
女性 ¥1,000 ¥1,000 ¥2,000
カップル ¥1,000 ¥10,000 ¥11,000

最後に取り上げるのは有名店440である。

440の料金体系は、これまでに紹介したお店に比べて圧倒的に価格が低いことから、渋谷ロシナンテの価格が同業種のなかでも高水準であることをご理解いただけると思う。
また、440はカップル料金を差別化していない点にも注目したい。

あらためて、渋谷ロシナンテの価格体系についての特徴をあげると、男性の入会金を大幅に下げた一方、カップルの入場料は大幅に上がっている。

このことから、新規男性のハードルを下げて収益構造を修正したものと考えられる。
また、カップル料金を以前よりも優遇しなくなったことから、カップルを前提とした店の雰囲気作りを見直し始めたものと推測される。

もっとも同一業態であるといっても、サービスや設備は各店によって大きく異なるので、価格だけで優劣をつけるのは早計と言わざるを得ない。
そのことは、ホテルや飲食店を想像すれば自然と理解できるはずである。

昼営業の廃止

昼営業がなくなったことは価格体系の変更以上に影響が大きい。
背景については、5月8日にクローズしてから3か月という短期間では、昼営業のスタッフ採用が間に合わなかったためではないかと推測される。

また、興味深いのは、営業終了時間が午前5時から午前6時に延長している点だ。

どの店も、始発が動き出し退店するお客さんが多い、午前5時で閉店しているにもかかわらず、渋谷ロシナンテだけが午前6時に閉店するのはなぜだろうか?

個人的な憶測であるが、営業開始時間にヒントが隠されているように思う。
渋谷ロシナンテは、他店の夜の部開始と比較すると、20時開店と遅めのスタートである。

これも推測の域を出ないが、早期営業再開のため採用活動の幅を広げた際、昼間の仕事をしている人も採用の対象にしたところ、開店準備も含めて考えると、昼間の仕事との配慮から、やや遅めの20時オープンにせざるを得なかったのではないだろうか。

そして、開店準備の早番と閉店作業の遅番にシフトを分けると、労働時間の関係で、お客のニーズとは関係なく、閉店を午前6時にせざるを得なかったのではないだろうか。

実際のところ、名残惜しい気持ちがあったとしても、体力的な問題を考えれば、午前6時まで店に居ようとするお客はそう多くないはずである。

上記は、具体的な根拠がない個人的な推測であるが、昼の部がないまま、営業を継続するとは、収益の問題から考えにくいだろう。スタッフ採用が進んで体制が整えば、以前のように15時からの昼の部も開始されると考えるのが妥当である。

おでんくんの動向

最後におでんくんの動向についてお伝えしたい。

前身の渋谷SBの頃から、おでんくんと同店は切っても切り離せない関係にある。
摘発を間一髪で逃れたからだ。

【ハプバー摘発の歴史】おでんくん、SB摘発を間一髪で逃れる

営業開始がアナウンスされた際は、初日来店を宣言するほどに情熱を傾けていたのである。

【おでんくんも再開初日来店】渋谷SB再開に寄せる期待感について

実際に初日来店での「一番槍」をTwitterで宣言している。

一番槍
1 戦場で最初に敵陣に槍を突き入れること。また、その人。

2 最初に手柄をたてること。また、その人。

『デジタル大辞泉』

もっとも、オープン初日におでんTシャツを着ている男性がいた場合、偽物である可能性も否定できないため、女性の方は十分にご注意いただきたい。

誘われて遊んだ相手がおでんくんではないことに後になって気づくという最悪のシナリオは回避する必要があるだろう。

【ハプバーの幽霊】偽おでんくん、偽ハップマンに気をつけろ!

今回は公表情報のみを頼りにオープン前の渋谷ロシナンテについて考察を行った。
実際に来店する機会があれば、次回は、おでんくんの一番槍の成否と併せて、様々な事情に配慮し可能な範囲で、さらに詳細な内容をお届けしたい。

【了】

【更新履歴】
2022/08/05公開
2022/09/10新サイト転載

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