6月6日(月)、ハーネス東京と高級SMグッズで知られるリーベゼーレが、共同でブランドを立ち上げることを発表した。
実のところ、この件については、前回来店時に概要を伺っており、コラムでも以下のように書かせていただいた。詳細は明かせないが、他社とコラボレーションしたビジネス展開も企画されているようだ。
これは実際にいままでのハプバーでは到底考えられなかったことである。
SB摘発などもあり、実現するかどうか心配していた矢先の発表であったので、安心したというのが正直な気持ちでもある。
それと同時に、これは業界にとって、画期的な出来事であると、あらためて思ったのである。
俗に「ハプバー」と称される業態が、一般企業と共同でブランドを立ち上げ、そのことを公に発表するのは前代未聞だからだ。
営業形態の特殊性ゆえ、ハプバーとパブリシティ活動は、本来ならば相容れないにもかかわらず、今回コラボが実現したことは驚くべきことなのである。
しかし、ハーネス東京は、オープン当初より、この種のパブリシティ活動に力を入れていたようである。
ハプバーであるにもかかわらず、洗練されたバーであると評価され、カールスバーグから協賛を受けていたのである。
空間デザインによって、ハプバーの概念を再定義した結果、このようなパブリシティが身を結んだと考えてよいだろう。
ここのところ、SB摘発や新規単独祭の頻発など、ハプバー界隈にとってはネガティブなニュースが多かった。
そのような闇の中にあって、ハーネス東京のビジネス展開は希望の光だといえる。
もっとも、便宜上、我々は「ハプバー」と呼称しているが、もはやハーネス東京の目指すところは、我々の考えるハプバーを超越しているのではないかとも思える。
今後も同店の動向は注意深くファローしていきたい。
なお、共同コラボを記念したパーティが、今月中にも催されるとのことだ。
詳細が明らかになり次第、こちらでも取り上げることができればと思う。
【了】
【更新履歴】
2022/06/05公開
2022/09/11新サイト転載