【年末開催】相葉たつやプロデュース、第4回ランキングについて

2022-09-18

追記(2022/12/13)

第4回 東京ハプバーランキングのトーナメント抽選会の日程と場所が発表された。

https://twitter.com/ts92hapbar1/status/1602588379753115648?s=46&t=EsznLdCvHKShewfAIYc_ow

12月19日21時に錦糸町ノンハプバーもぐらで抽選会を開催する。公平を期すために、抽選は当日のお客さんが行うという。

また同日は予選会の様子をスペースで配信するとのことだ。なお、プレゼンターの相葉さんはもぐらスタッフも兼任し、ワンオペ対応であるため、一時中断の可能性もあるということである。

併せて、エントリー店も公表された。
偶然ではあるが、ちょうど8ブロック x 4店舗を構成する32店舗がエントリーされたのである。現時点で東京にはハプバーは32店舗が存在するということでもある。

4月に行わなわれた前回から顔ぶれが大きく変わっているのとにお気づきの方もいるはずだ。短期間にオープンとクローズが相次いだのだ。

たった9ヶ月でランキングを開催する理由である。

トーナメントの組み合わせが決まり次第、各店舗を紹介するコラムを新たに執筆する予定なので、そちらもご覧いただければ幸いである。

追記(2022/12/07)

ついに第4回の東京ハプバーランキングの日程が発表された。
12月20日前後に予選を開始するという。

前回のランキングが今年4月に行われたことを考えると、わずか8ヵ月しか間隔が空いていないことに、違和感を覚える人も少なくないだろう。

しかし、短期間で開催することになったのには事情がある。
前回ランキングの後にオープンとクローズが相次いだからだ。

【総括】2022年のハプニングをふりかえる

詳細については上記コラムに記した通りであるが、ここでは時系列で簡単に振り返ってみたい。

  • 5月に渋谷の眠れる森の美女がクローズ、新宿クリプトが業態転換
  • 6月に大久保ウベアと秋葉原ラブソング(11月より休業)がオープン
  • 7月に錦糸町アフロディーテがクローズ、錦糸町ノーダウトが業態転換
  • 8月に渋谷ロシナンテがオープン
  • 12月に渋谷ミルフォイユがオープン

このようにクローズ・業態転換が計4店舗、オープンが計4店舗と環境が様変わりしているのである。

たった8か月の間で、およそ3年相当の大きな変化があったといっていい。

そのように考えれば、短期間での開催となった事情についても、ご理解いただけると思う。

今度のランキングは新しい完全に戦いになるということだ。

ともあれ、これは今年最後のお祭りになる。
まずは予選がどのような組み合わせになるのか、今から待ち遠しいところだ。

年末に開催決定

相葉さんが4回目となる在京ハプニングバーのランキングを年末に開催することを発表した。

今回のコラムは、過去のランキングを振り返るとともに、Twitterで行われる当該ランキングの功罪についても論じようと思う。

2020年~2022年までの3年間

ハプバーランキングは2020年に始まった。この年は界隈のターニングポイントであったといえる。
ノンハプバーもぐらがオープンし、コロナの感染が本格化したからだ。

そのような年の9月に第1回が行われ、新宿アグリーアブルが優勝したのである。

続く、第2回は同年12月に行われ、新宿アグリーアブルが連続優勝した。

第3回は2022年4月に行われ、オープンして1年も経っていない上野パピヨンが優勝した。

そして、第4回の年末開催が決定したのである。

2020年~2022年は、コロナに振り回された事と、ノンハプバーもぐらが火付け役となり界隈バーが台頭した3年間だったとまとめられるのでないか。もちろん2022年の渋谷SBもクローズも衝撃的な出来事であった。

【ハプバー摘発の歴史】おでんくん、SB摘発を間一髪で逃れる

そのため、2000年にグランブルーから始まったハプニングバーの歴史が2022年に幕を閉じ、「ポストハプバー期」とでも呼ぶべき、新しい時代に突入したと、これまでコラムで述べてきたのである。

【ハプバー考古学#03】Le Grand Bleu 〜深く潜る

実際に過去のランキングを眺めてみると、思ったよりも多くの店がすでに閉店していることに気づく。
アグリーアブルが連続優勝した後、Twitterのプロモーションに長けた上野パピヨンが優勝するなど、結果だけを見ればさほど驚くに値しないが、2022年の「ハプバー期」終了を境とした数年は界隈にとっても変動の時代であったのだ。

ポストハプバー期は、界隈バーとハプニングバーだけでなく、SNSとハプニングバーが併存する時代だ。
そのような時代の変化に適応した店がランキングを制すると考えるのであれば、前回優勝の上野パピヨンは誰しもが納得のいくところだろう。

このランキングは新しい時代への適応度合いを試されているかのようである。

その意味で第4回ランキングではハーネス東京の動向が気になるところだ。
それは前回はオープン直後にも関わらず、実績を積み重ねてきた新宿ブリスアウトと接戦を繰り広げ、最近では毎週月曜日22時にスペースを配信するなど、SNS時代に対応した新しい試みに力を入れているからである。

そうであっても、相葉さんによれば、第4回ランキングは大荒れが予想されるというから面白い。

Twitterランキングの功罪

しかし、Twitterランキングを功罪の両面を評価した場合、デメリットも存在する。
それは店の集客を偏在化してしまったようにも考えらえるからだ。

ランキングで話題になった店にのみ集客が集中するという二極化の現象である。
Twitterランキングだけが原因ではないと思うが、店の人気が可視化されてしまうことの影響も重く受け止めなければらならないだろう。

そもそもランキングの結果は、店の規模、立地、Twitterでのプロモーションの有無に大きく依存する。
また、自分の好きなお店と世間の評価は本質的には連動しないので、店を選ぶ際の軸にはなりえない。
それはとりあえず混んでいる店に行けば何となるという趣旨の遊びではないからだ。
むしろ、世間の価値基準とは独立したところに、自分なりの価値に見いだす行為そのものが、この遊びの本質である。

そうであっても、このランキングを年に一度のお祭りだと考え、今まで目にすることのなかったお店を知る機会であると肯定的に捉えることも、界隈バーが隆盛する昨今であれば重要であるようにも思える。

【錦糸町転生】ハプニングからフェティッシュへ
【錦糸町】変態バーから大箱SMバーまでの20年史

もっとも、相葉さんは年内でレギュラーイベントの終了を宣言しているので、来年以降のランキング開催については不透明である。

【徹底分析】緊急スペースと最後の相葉たつや

閉店が続くここのところの界隈の動静は、嵐の前の静けさであって欲しい。
荒天によりが外出を断念し、コラムを執筆しながらそのようなことを思った。

しかし嵐の中でも機を見て動かなければ、何も起こらない。
ハプニングも――

【了】

【更新履歴】
2022/09/18公開

 

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