2022/09/10追記
当初コラムで予想していたとおり、レンタルルーム料金が大幅に値下げされた。
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【おでんくん納得】渋谷ロシナンテの大幅値下げについて
奇跡の日

8月5日、渋谷道玄坂で奇跡が起こった。
5月8日の惨劇により、ディアスポラに置かれていた民が約束の地へ帰還を果たしたのである。
ディアスポラ
ディアスポラ(ギリシア語: διασπορά、英語: Diaspora, diaspora、ヘブライ語: גלות)または民族離散は、(植物の種などの)「撒き散らされたもの」という意味のギリシャ語に由来する言葉で、よくパレスチナ以外の地に移り住んだユダヤ人およびそのコミュニティに使われたが、古代から現代にかけてのギリシャ人のディアスポラ、アルメニア人のディアスポラにも使われて、最近では華僑、印僑、日本人のディアスポラ(日系人)などと広く使われている。
『ウィキペディア日本語版』
久しぶりの再会を果たした感動を言葉で言い表すことはこの際無用であろう。
この場を借りて、さまざまなリスクを背負いなら、短期間でお店を立ち上げて、再会の機会を与えて下さったスタッフの方々に感謝の気持ちを申し上げたい。
ところで今回のコラムで主張したいことは、新しい営業形態での実質的な再オープンは、厳しい現況を鑑みれば、やむを得ない選択であったということである。
特に料金体系については、今後は批判的な意見が集中することが予想される。
今回のコラムでは、新しい営業形態と料金体系について解説していきたい。
非ハプニングバー化+レンタルルームという衝撃
新しい営業形態とはなにか?
- レンタルルーム独立店舗化
- ノンハプバー化
である。
しかし、今回のコラムで同店の営業態勢を公表することについては、気が引けているというのが正直なところだ。
レギュレーションを回避し、営業を再開させるためのやむを得ない措置であったとはいえ、非ハプバ化ー+レンタルルームという営業形態への変更はあまりにもネガティブなインパクトが大きいからだ。
それに加えて、ロシナンテとレンタルルームの関係性が公表されていないからだ。(それぞれが独立しているという体裁なので当然である)
そうはいっても、このような新しい営業態勢についての情報は、遅かれ早かれネットに拡散されるであろう。
現にたぴさん氏によるレポートも発表されている。
https://tips.jp/u/tapi/a/qKQ9WDrE
このような状況の中で、前回に引き続きロシナンテの営業形態について、極力擁護的な立場で取り上げるようと私は判断した。
それは復活期待の声に応えて、店が最善を尽くした結果であるということを伝えたいからである。
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【おでんくんも再開初日来店】渋谷SB再開に寄せる期待感について
前回のコラムでは新規男性の料金が下がったと記載したがこれは正確ではない。
ルーム代を考えれば大幅な値上げとなったのである。
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【新規男性値下げ】渋谷ロシナンテはこう変わった
レンタルルーム店の併設
まずは新しい営業形態の概要である。
- ロシナンテは非ハプバー化
- 別フロアのVanvyというレンタルルーム店と独立営業という建付け
- レンタルルーム代は1時間7000円
後述するが、渋谷ロシナンテは非ハプバー化した。
具体的には店内での露出は厳禁となり、フリードリンク、連絡先交換禁止、連れ出し禁止、コスプレ可のノンハプバーのようになっている。
BAR営業のロシナンテとは別フロアに、別店舗という体裁でVanvyというレンタルルーム店が営業している。
これはパチンコ屋の三店方式を想像していただくのが、理解にあたって手っ取り早いと思う。
もっとも今回の場合、賭博性ではなく、公然わいせつ性を回避するための措置であったということだ。
三店方式
三店方式(さんてんほうしき)とは、日本のパチンコ店で行われている営業形態である。
パチンコ店・景品交換所・景品問屋の3つの業者、およびパチンコ遊技者が特殊景品を経由することで、違法性を問われない形でパチンコ玉の現金化が行われる。ただし、賭博性を伴っているため、この営業形態に対して脱法行為を指摘する意見がある。
最終更新 2022年5月26日 (木) 08:10 『ウィキペディア日本語版』
つづいて、前回のコラムでは明らかになっていなかった、料金体系について解説していきたい。
同レンタルルームの料金体系は、男性入場料金1,000円、カップル使用でのルーム代が20分で2,000円という料金体系である。
(実際には男女一人にあたり1,000円のルーム代であるが、男性が支払うことになるであろう)
目安としては、ルーム代は1時間で7,000円というところである。
Vanvy(レンタルルーム)の料金体系
入場料 | ルーム使用(20分) | |
男性 | ¥1,000 | ¥1,000 |
女性 | 無料 | ¥1,000 |
ルームを60分使用した場合の料金体系
初回ルーム総額 | 会員ルーム総額 | |
男性 | ¥28,000 | ¥23,000 |
女性 | ¥2,000 | 無料 |
カップル | ¥25,000 | ¥18,000 |
初回男性総額は21,000円であるから、これにルーム代(使用時間を1時間と仮定)を加算すると28,000円となる。
次回以降の来店でも、1時間のルーム代を考慮すると23,000円の支払いが発生する。
【参考】ロシナンテの料金体系
入会金 | 入場料 | 初回総額 | |
男性 | ¥5,000 | ¥16,000 | ¥21,000 |
女性 | ¥2,000 | 無料 | ¥2,000 |
カップル | ¥7,000 | ¥11,000 | ¥18,000 |
レギュレーションを回避するために、独立したレンタルルームを併設した結果、遊ぶことを前提とした料金は同業態での最高価格となった。
もっとも、ルーム稼働率や売り上げを考慮し、ルーム料金を半額にしたり、男性のみにしたりするなど改善の余地もあるだろう。40分のルーム利用で2,500円であれば負担感も軽減されるはずである。
非ハプバー化
レンタルルーム併設以上にインパクトが大きいが、ロシナンテの非ハプバー化である。
- 露出厳禁
- ルームなし
- コスプレ可能
- 連絡先交換禁止
- 連れ出し禁止
- フリードリンク
このような制約は他店では珍しくないものであるが、従来のSBでの遊び方に慣れた人たちにとっては大きな衝撃である。もはやこれでは普通のバーより高額であるだけでなく制約的だ。
厳しい現実と改めての感謝
以上のように我々の前に立ち現れたのは、レンタルルームの独立店舗化と非ハプバー化という厳しい現実であった。
しかし、最大限のリスクを犯して再開に漕ぎ着けた結果であるので、批判的にコメントすることはできない。
レンタルルーム代は再考の余地はあると思う。
しかし、最大限のリスクを犯して再開に漕ぎ着けた結果であるので、批判的にコメントすることはできない。
しかし料金体系がかつての水準に見直されれば、従来のとおり集客が期待できるのではないか。
まだ手探りで店を再開したばかりであり、個人的には仮営業のようなものであると思う。
その意味で、現時点で店の評価を下すのは早計だ。
いずにせよ、短期間でのオープンに尽力されたスタッフの方々には感謝しかない。
今回のコラムは再会の喜びとスタッフへの感謝を込めたものであることを、最後にお伝えし筆を置きたい。
【了】
【更新履歴】
2022/08/06公開
2022/09/10新サイト転載