ハプ垢男子という不思議
お陰様でハプ垢女子の実態に迫ったコラムが好評のようだ。
コラムの執筆にあたって、ハプ垢女子に色々とご協力いただいたおかげである。
改めてこの場を借りて感謝の意を表したい。
ところで、ハプ垢女子の全容が明らかになったとしても、ハプ垢男子の実態は依然として未解明のままである。
個人的な心象としては、フォロワー1,000人オーバーの裏垢女子のツイートに対して、即座にリプライやいいね!を返し続ける、ハプ垢男子は不可解な存在である。
女子と遊びたいのであれば、ハプバーに行って口説けばいいだけであり、端的に言えば、Twitterは時間の浪費であると考えるからだ。
また、すぐに反応したとしても、それは「1/1,000のフォロワー」における「1/100のいいね!」や、「1/10のリプライ」に過ぎず、親密さを形成するような影響があるとは考え難い。
今回のコラムは、そのような個人的な興味に基づき、ハプ垢男子について究明を試みたい。
「ハプ垢男子」を定義する
まずは、ハプ垢女子をテーマにしたコラムと同様に言葉の定義からはじめたい。
ハプ垢男子の定義は以下のとおりである。
- ホームは隠しつつ、ハプバーに通っていることをTwitterプロフィールで公言し、
- オープンアカウントで運用しており、
- フォローの人数がフォロワーより多く、
- ハプ垢女子へのリプライは多いが、
- 自分のツイートはほとんどない男性アカウント
続いてハプ垢男子の実態について、前回コラムでハプ垢女子から提供された提供を頼りに以下のとおり推測した。
- ハプ垢男子はフォローワー数の多いハプ垢女子を複数フォローし、
- 相互フォローになるため、いいねやリプライをすぐに返し、
- DMでホームのハプバーを聞き出し、店内で待ち合わせしようとしたり、
- 店外で会おうとしているのではないだろうか。
おそらくではあるが、Tinderのような出会い系サービスと同じことを、Twitterでハプバーに通う女子をターゲットに行っているものと思料する。
そうであれば、ルーティンワークのように、複数の女子を同時に口説くアプローチも納得できるというものである。
界隈追放のリスクと具体的な事例
もっとも、以前からオープンアカウントでTwitterもやっているハプバー単男は存在し、知り合いの単女をフォローしていたが、積極的にアプローチすることはなかったように思う。
それはTwitterで大っぴらに活動すると、ホームとして通っているハプバーのスタッフから目を付けられる危険性が高いためだ。
今回は新たな情報提供者から、度を越えたTwitterでの活動によって、さまざまなハプバーを出禁になり、遊びに行けるハプバーがなくなった結果、事実上の界隈追放となった事例について報告を受けたので、これを取り上げたい。
まず界隈追放となったアカウントをここではA氏としよう。
今回の情報提供者によれば、A氏の顛末は以下のようなものである。
A氏は、今のようにTwitterでのハプバーアカウントが一般化する数年前より、活発にハプバーネタのツイートを投稿することによって、多くのフォローワーを獲得していた。
A氏の活動は、Twitterで裏垢女子やハプ垢女子とつながって、オフパコに勤しんだり、オフ会を開くことだけにとどまらなかったという。
ホームのハプバーにフォローワー女子を連れ込んで、スタッフからハプバーの遊び方ではないとして顰蹙を買ったり、店内でオフ会を開いては大騒ぎして、温厚な性格で有名な常連を激怒させるなどのトラブルを起こしてきたのだ。
結果的には通っていた数店舗のハプバーを出禁となったのである。
ハプバー界隈の人間関係は非常に狭いため、A氏の悪評と出禁情報は瞬く間に拡散された。
そのため、出禁を言い渡させていないものの、それ以外に通っていた店にも行くことが出来ない状態に追い込まれしまったのだ。事実上の出禁である。
Twitterでの活動を前提としたハプバー民には想像が難しいかもしれないが、ハプバー界隈は、昔ながらの社会関係で成立している。
たとえば「出禁」というのは、場合によっては、単にその店への出入りが禁じられる処分を意味するだけではない。A氏のケースがその典型だ。
どういうことなのだろうか?
A氏に破門状が出回る
適切な喩えではないかもしれないが、ハプバー界隈というのは、闇社会のように昔気質な義理と人情で成り立っている部分がある。
一部の旧いハプバー民は義理を重んじるために、店の周年イベントを回って挨拶をしたりするのである。
A氏の場合は、そのようなコミュニティにおいて、不義理を働いたということだ。
実はハプバー界隈は目に見えないヒエラルキーのようなものがあり、主にオーナーであるが、界隈の実力者と呼ばれる人物が確実に存在するのだ。
A氏は前述したような振る舞いで不義理を働いたことにより、複数の実力者から徹底的に不信を買ってしまったのである。
そのような情報は、店内での常連同士の情報交換などにより、信じられないスピードで界隈に拡散されるのだ。
いわば、A氏に破門状が出たのと同じような状況になったのである。
このことは何を意味するのだろうか。
実力者たちの影響が及ぶ範囲での店や人間関係では、A氏は冷遇されるということを意味するのである。
破門状の回付よりも前に、悪評が広がっていたこともあるが、A氏は某店スタッフより「ダセー客」と呼ばれるようになってしまったのである。
そのスタッフが炎上することになり、もぐにん氏の動画でも紹介された言葉ではあるが、そのネタ元はA氏であったというのだ。
たしかに私も、Twitterとハプバーを自在に行き来するA氏を「迷惑だからうちの店にだけは、来ないでほしい」と評していたハプバー関係者を目の当たりにしたことがある。
ハプバーは現実社会の縮図
若い世代で、新しいタイプのハプ垢男子が台頭してきたこともあり、現在のA氏にかつての勢いは見られないようだ。ある世代の特定のハプバー民に知名度だけは高いが、具体的な影響力は何もないという現状ではないだろうか。
これだけSNSが社会を覆いつくしても、ハプバー界隈というのは、「しきたり」、「不文律」、「義理」というような言葉で表される古いルールで成り立っている部分が大きいのである。
具体的な説明は省くが、それは警察と店、オーナーと店長、店長とスタッフ、店と常連、店同士の関係などに顕著だ。このようにハプバーは現実社会の縮図なのである。
A氏が残した教訓
A氏の事例が我々に伝える教訓は以下のようなものではないか。
それはTwitterなどのSNSで上手く立ち振舞うことによって利益を得たとしても、ハプバーが現実社会の縮図である以上、不義理を働けば、どこかで必ず痛い目に遭うということだ。
説教じみた話になってしまったが、自戒を込めて、今回はこのようなテーマを取り扱ったつもりである。
ハプバーは現実の非日常であって、非現実の日常ではないことを認識しなければならない。
最後ではあるが、この場にて、情報を提供いただいた方に改めてお礼を申し上げたい。
【了】
【更新履歴】
2022/07/02公開
2022/09/10新サイト転載