【モテキ到来】おでんくんと渋谷ロシナンテ

2022-08-08

【2022/08/26追記】

8/26にレンタルルームの大幅値下げを発表した。入場料1,000円(男性のみ)+一組レンタルルーム料1,00円(60分)=2,000円に改定し、SB時代と同じ水準になった。思いの外に早い価格改定であったように思う

【おでんくん納得】渋谷ロシナンテの大幅値下げについて

おでんくんと沈黙

おでんくんといえば渋谷SB。
渋谷SBといえばおでんくん。

そういっても過言ではないほど、あの日の惨劇を間一髪で逃れたおでんくんは、今や界隈でシンボリックな存在だ。

【ハプバー摘発の歴史】おでんくん、SB摘発を間一髪で逃れる

しかし、そのおでんくんはロシナンテの初日来店以降、頑なに沈黙を守っている。

どういうことだろうか?

その答えを探すのが今回のコラムである。

コスプレバーとレンタルルーム

前回のコラムで示したとおり、あの場所にかつての民は帰還を果たした。

しかし、以前の非日常的な空間は、かつての面影をほとんどそのままに残しながらも、実態は連れ出し禁止・連絡先交換禁止の高額なコスプレバーへと変わり果てていた。

【再開と再会】渋谷ロシナンテ、奇跡の復活と三店方式

それは昔の友人と再会し、見た目はそのままであるが、まるで別人のように人格が変わってしまっていた、というような違和感だ。

そして、そのコスプレバーには系列店のレンタルルームが併設されている。パチンコ屋の三店方式のようなものだ。

しかし、そこには現金にその場で等価交換できる闇スロットのようなスリルはない。

もっともレギュレーションを考えれば仕方がないというところであり、そのことについて公に店を批判するのは無粋である。

他店との価格優位性

高額な料金体系についてもネガティブな反応が集まるところだ。

他店との価格面での優位性はない。

渋谷ロシナンテ、ルーム(60分)使用時の料金

  初回ルーム総額 会員ルーム総額
男性 ¥28,000 ¥23,000
女性 ¥2,000 無料  
カップル ¥25,000 ¥18,000
  ロシナンテ リトリート アブリーアブル ハーネス東京 440
男性 ¥28,000 ¥16,000 ¥18,000 ¥18,000 ¥11,000
女性 ¥2,000 ¥1,000 無料 無料 ¥2,000
カップル ¥25,000 ¥11,000 ¥13,000 ¥11,000 ¥11,000

しかし、カップル向けのレンタルルームが独立営業しているという建前があるため、開店当初としてはやむ得ない価格設定ではないだろうか。

なぜならば、コスプレバーとレンタルルームが、独立して採算が立つような料金でなければ、そのような建前も成立しないからだ。

そうであれば、オープン当初より、お互いの料金を意識した価格を設定すれば、それはあまりにも露骨過ぎるので、集客の落ち込みや批判は承知したうえで、高額な価格設定にせざるを得なかったのではないか。

コスプレバー+レンタルルームという営業形態はさて置き、利用料金については様子を見て、見直されるものと考えている。
それは他店と比べて高額であることが足かせになって集客できなければ、経営が成立しないからである。

4万カラオケからのキャバはしご

ここでおでんくんに話を戻そう。

おでんくんはそのような店の事情を察していた筈である。さらに惨劇からの感動の再会を目の当たりにしている。

だからこそ、おでんくんは沈黙を守るのだ。

むしろ話題を翌日の出来事に切り替えて、豪気なエピソードを披露する余裕を見せる。

カラオケで4万円を溶かした後、キャバクラ2件のハシゴである。それだけではない。
それぞれのキャバクラについて攻略を目論んでいるのである。

このように経済的な余力があり、夜の世界を嗜んでいるとなれば、裏垢女子が放っておくわけはない。

行ってもいないのに、ロシナンテについてセコセコと批判的なツイートをする裏垢・ハプ垢男子とは格が違うのである。

実際のところ、裏垢女子からのオファーが殺到しているようだ。

自身の動向が注目される中、ロシナンテについては何も語らず、翌日に4万円のカラオケとキャバクラのハシゴを決めるおでんくんであれば、それも当然だろう。

裏垢王への道

このところの童貞を自称した一連のツイートを見るにつけ、おでんくんは裏垢王とでも呼べるような貫禄を身につけつつあるようにも思える。

少なくとも、童貞界最強の裏垢であることは間違いないだろう。

ロシナンテとおでんくんの今後

そろそろまとめに入ろう。

まずはロシナンテとおでんくんの展望について概観していきたい。

まずロシナンテについて、コスプレバー+レンタルルームという営業形態はレギュレーション上変更の余地はないと思われる。

一方、価格帯については、集客を見ながら、見直される可能性が高いと考えている。

また、らんぷさんが指摘していた接客スタイルについては、大幅に変わるものと予想する。

https://twitter.com/lamp_no_sei/status/1555408863264124928?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1555408863264124928%7Ctwgr%5Ea52cc815b444dff621aaef591c3bdfe0181cd64a%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Ftips.jp%2Fu%2Fhap-gachi%2Fa%2Fsw2yAAJf

以前の業態ではフロアでの自由度があまりにも高かったゆえ、未然にトラブルを防ぐために、理不尽な対応もあったかと思う。

しかし、コスプレバーではそのようなグレーゾーンでの振る舞いは存在しない。
白と黒しか存在しない世界線だ。

自ずとスタッフの対応も変わらざるを得ないだろう。

続いてロシナンテの一件で器の違いを見せつけたおでんくんであるが、今後も着実にフォロワーを増やし、裏垢男子として確固たる地位を築いていくのではないか。

ここで危惧されるのが

  • 商材アカウント化
  • 店内オフ会連発による界隈総出禁

「童貞専用おでん式裏垢メソッド」というような商材ビジネスに乗り出すことによって、おでんくんのツイートが制限されることを個人的には危惧している。

もちろん、商材それ自体が悪いわけではない。

ビジネス的な制約によって、おでんくんの自由な感性によるツイートが見れなくなることが個人的には寂しいからだ。

もう一つの懸念点は、店内オフ会による界隈の出禁リスクである。

商材と同じように、相互フォロワーをハプバーに呼び込んでオフ会を開催するような行為も、有名アカウントになると手を出しがちだからだ。

このような事例はコラムでも紹介している。

【事例演習】ハプ垢男子と界隈追放リスク ~店内オフ会

おでんくんが界隈のオーナー勢から総スカンを食らってしまえば、実質的な引退である。

最近では、有名アカウントが箱貸しでイベントを開くことも珍しくない。
おでんくんプレゼンツの童貞限定イベントに期待したい。

最後に冒頭の引用文に還ろう。

おでんくんは、ロシナンテについて何も語らない。
なぜだろうか?

コラム冒頭の命題に答えよう。

おでんくんは、8月5日に奇跡の再会を目の当たりにした。
そして、そのような感情の渦の中での貴い体験は、もはや言語化不能であると悟ったのではないか。

そうであればこそ、コスプレバー化や高額化など言及可能なことがあるにもかかわらず、あえて何も語らないことを優先したと思えるのだ。

そういった態度は、引用したヴィトゲンシュタイン1おもにイギリスで活躍した分析哲学者。4月26日ウィーンに生まれる。初めベルリンで工学を学んだが、1908年からマンチェスターに移り、航空機のプロペラの設計を研究するうちに、その数学的側面への関心から数学の基礎研究に転じた。(世界大百科事典)のような哲学的な明晰さを感じさせる。

一方でロシナンテはどうだろうか?

以前にも解説したが、ロシナンテとは駄馬を示す名前である。しかしただの駄馬ではない。ドン・キホーテを乗せて、風車に突進するような勇ましさを持つのだ。
しかし、駄馬であるから、歩みは決して速くない。

それならば今後の展開をゆっくり待つのも大人の楽しみと言えるのではないだろうか。

ロシナンテ復活を巡る様々な言説では、そのような立ち振る舞いこそが遊ぶためには必要であると、おでんくんが教えてくれたような気がしたのだった。

【2022/8/11追記】

コラム公開後、おでんくんからコメントをいただいたので追記させていただきたい。

コメントにあるように、おでんくんは渋谷ロシナンテに言及しないことをあらためて表明した。

また、ロシナンテ来店翌日に、カラオケで4万円を溶かしたエピソードについても、参加者への配慮からであろうか、一切を語らない姿勢を示したのである。

ところで、形態は変わったとしても営業を再開しただけで感動的であり、そのような雰囲気に水を差すようなコメントは、今のところ少ないような印象を受ける。
これには来店翌日にしたおでんくんのツイートが、多少なりとも奏功したと言っていいだろう。

渋谷ロシナンテについては、スタッフ採用活動も本格的に始まったようなので、今後の動向も継続して注目したい。

【了】

【更新履歴】
2022/08/09公開
2022/08/11追記
2022/09/10新サイト転載
2022/09/27脚注追記

  • 1
    おもにイギリスで活躍した分析哲学者。4月26日ウィーンに生まれる。初めベルリンで工学を学んだが、1908年からマンチェスターに移り、航空機のプロペラの設計を研究するうちに、その数学的側面への関心から数学の基礎研究に転じた。(世界大百科事典)

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